かれこれ実家を出て10年目の終わりを迎える今年。
一人暮らし初めのほうはどんなだったかなぁ?と大学生時代の一人暮らしを振り返って見ようと思う。
高校卒業と同時に始めた一人暮らし
「家族から離れたい」
反抗期真っ盛りな高校生。私が家を出た理由はたった1つ。毎日の顔合わせ、会話が疎ましく、とにかく家族が嫌いだった。
無神経に個人のプライベートを知りたがる親、実家に私の寛げる場所はなかった。
大学は実家から微妙な距離
大学の通学手段は、車で通う or 一人暮らしの2択の距離。
私は迷うこともなく一人暮らしを選択した。嫌いな親でもおんぶにだっこ、金銭面では頼りにしなければ、車も一人暮らしも手に入らない。そんな自分も嫌いだった。
このとき、車で通うことを選択したほうがよっぽど賢い選択だったなぁと今では思う。
何もできない私
お金を全て親に頼って始めた一人暮らし。
高校生の時は進学クラスで勉強漬けの毎日だった。家事もろくに手伝って来なかったし、当然バイトすらしたことがなかった。最初の食材調達まで親に金銭面を頼ってしまった。
初めて作った料理は今でも覚えている。「もやしと豚肉の醤油・塩コショウ炒め」だ。
炒めるタイミング、調味料の量も分からず水っぽくてしょっぱかった。
本当に何もできない私。
飲食店のバイトを始めた
さすがに毎月の家賃以外の生活費までは頼れない。頼りたくない。
私が始めたのは飲食店のバイトだった。
飲食店ならお金を貰いながら2つの利点があった。
- 賄いにありつけること
- 料理の技術が身に付くこと
何もできない私の能力を高められ、食事にもあり付ける。とても魅力的な仕事だった。
要領が悪かった
家事らしいことを今まで何もしてこなかった私はよく店長に叱られていた。
忙しくなってくると回りが見えなくなる。何から手を付けて良いか分からなくなるのだ。
「とにかく動かなきゃ」
自分に真っ先にできることと言えば「洗い物」だけだった。忙しくなると洗い物に逃げていた。それがいけなかった。
お客さんを優先すべきサービス業は、「洗い物<お客さん」なのだ。優先すべきは提供する料理。当たり前だ。そんなことさえ理解していない世間知らずな学生だった。
大学を卒業する頃には
4年も一人暮らしをするとなんだかんだ身の回りのことが色々できるようになる。
料理はもちろん、掃除や洗濯のちょっとしたテクニックを覚えて効率良く生活を送れるようになった。不器用ながらもレベルは上がるのだ。
一人暮らしは人を進化させる
一人暮らしをしようか迷っている人がいれば、私は一人暮らしをおススメする。
何もできなかった私。
人に頼ることを強制的に捨て、自分自身のことは全て自分で行うようになってから大きく成長できたと思う。金銭面全額はさすがに難しかったけれど。
また、毎日炊事洗濯家事を行ってくれた両親への感謝にも気が付くことが出来た。
今年は一人暮らし10周年記念。あのとき、車ではなく家を出たことは人生において正解だったと考える。
さらなる成長を求めて私は一人暮らしを続けたいと思う。
#私の一人暮らし
Sponsored by CHINTAI
コメント